第2話:「東京檜」って、どういうこと?(1)

日記

良く聞かれます。「山梨の会社でしょ?しかも、なんか、エレクトロニクス系の」と。

話は、10年ちょっと前に遡ります。51歳で、前職を早期退職し、「ものづくりで食べていきたい!」と思い立ち、準備をはじめ、退職の2週間後に、「株式会社 ウッドボックス(WOODBOX INC.)」を設立(法人登記)しました。

そこから3年ほど、世界一小さな、マイクロというか、ナノ、というか、ピコか、はたまた、フェムトか、とにかく、50過ぎたおやじがたった一人で悪戦苦闘し、なんとなく、「会社経営者」の端っこに立ち位置を確保し始めたころ、どうしても欲しいと思った機械装置がありました。

「レーザー加工機」、でした。計測装置等のパネル加工(アルミ板)をする際、金属加工自体も時間がかかり、設計を間違えると、またやり直し・・・、ということが何度もあり、「設計を確認するために、ボール紙やアクリル板で、ささっと、お試し加工できないものか・・」と、いろいろ物色するうちに出会ったのが、「レーザー加工機」でした。

思い立って、大枚、300万円弱の出費。小さな会社にとっては、大金でした。

しかし、これが、WOODBOX INC. を劇的に変えていきました。当初の目論見通り、パネル加工等に大活躍したのはもちろんですが、アクリル板をはじめいろいろな種類の素材を加工していきました。

このころ、前職を退職したときから考えていた、「ものづくり工房」も、この、「レーザー加工機」を中心にして実現できるのでは、と思い始めました。そして、設立したのが、「ものづくり工房 Wooby Studio」でした。東京都三鷹市に場所を借りて、数人のスタッフの力も借りて、2013年、なんとか開所にこぎつけました(結果的には、大赤字でしたが、このときの投資が現在のWOODBOX INC. を支えています。いずれ詳しく)。

そのころ、ちょうど世間では、「メーカーズムーブメント」というのか、「ものづくり工房」、「ファブラボ」といわれるものがあちこちにできてきました。

ー続くー